2015年11月17日
WE M4/416系を持つ上で必要なこと

自分のWEM4に関して、満足のいく作動になるまでのポイントを軽くまとめました。
少々長くなりますが、ご容赦を…
まず、軍系にあまり興味がなく、せっかくのガスブロ長物なので完全なる民間ARを再現したかった。

そのため、最初に購入したのがOCT STRATEGICでFULL刻印が消してあり+フルオートシアーピンのモールドも綺麗に消されているBCM4再現モデルを購入。
内部メカもフルオートシアーが最初からついてなかった。
よって、これから書く事にはフルオートの作動性には全くと言っていいほど触れておりませんので、WEM4をフルオートで動かしたい方は参考にならないかと思います。
純正のチャンバーを見たことないからわからないけど、WEM4系純正のチャンバーはマガジンと接する場所に少し突起のようなものがあり、長く使っていくとマガジンリップが削れていくという。

そこもOCTによる加工がなされていて、MSK用のP-MAGがしっかり刺さる様に突起を削り、マガジンと接する場所を綺麗に磨いてあった。
外装はレシーバーやバレル、ハンドガードやグリップ、ストックは社外品のものがつけてあったが、トリガーボックス内のパーツ、リコイルバッファー・リコイルスプリングは純正品。
最初に付属してたノズルは国内仕様であったようです。(海外仕様はノズル先端・下半分がななめにカットされており、ノズルの破損防止が施されております。ノズル自体の色も真っ黒。一方国内仕様は色がグレー。ノズル先端はカットされておりません。ノズル後ろ半分も海外仕様に比べてシリンダーバルブを受ける突起が長く作ってある。)
ここからMOCKEYが手を入れた部分。
上から順番に内部カスタムのみ、出来るだけ時系列でまとめてあります。
(※あくまでMOCKEYの個体がこうであっただけであり、WEM4全てが同じとは限りませんのでご了承ください。)

★本体が届き次第、すぐにトリガー・シアー・ディスコネクターをRA-TECHのスチールパーツに取り換えた。
【純正のトリガーボックス内のパーツは亜鉛ダイキャスト製のため、長期間使用すると摩耗してくるらしい。
らしいというのは、ネットでかき集めた情報なので、MOCKEY自身純正を使い込んで摩耗させてから交換したわけではないのです。
だからどれくらいの使用で摩耗・変形してくるのかはわからないのでなんとも言えないのですが、撃っている最中、いきなり壊れるかもしれないのは精神上宜しくないので、本体購入後即交換。】

★ハンマースプリング・を純正からストライクアームズさんのノーマルスプリングへ交換。
【これも燃費や作動性が純正のままでどれくらいなのかなどは全く分からないが、純正は無駄に硬すぎる模様。ボルトキャリアーに直接あたるハンマーのテンションに直結している場所なだけに、無理な力は与えたくなかったため、交換。
おそらくそこそこの効果は得ているのであろうと思われる。】
★リコイルスプリングを純正からストライクアームズさんのソフトへ交換。
【ハンマースプリングを件と同じく、ロスを防ぐために交換。】
★ここまででひとまず内部は完了。
WEM4の撃ち味はどんなもんかここで本格的に撃ってみることに。
そもそも購入したのが1月後半のため、GBBには全く不向きな季節でありました。
それも手伝ってか・・・
上記の国内仕様のノズル先端のマガジンから弾を送る突起がへし折れて、まったく弾を送れない状態に。

即、ネットで注文したのだが、届いたのが海外仕様だった。
★ここらでトリガーボックスのノッカーロックをRA-TECH製のスチールパーツへ交換。
【これも純正品は耐久力が低く、すぐに破損するという情報を得ていたため。】
(寒さが原因で動かないものと思っていたのだが、実はこのスチールノッカーロックと、純正のファイヤリングピンブロックとの相性が良くなかったようで、これに気付くまでにおよそ半年はかかりました。)
その間、ネットで売っている高圧ガスを使ってみたりもしましたが、何発かは撃ててもすぐにヘタる。
「マガジンの放出バルブの調子が良くないのか…」
「バレルナットを締め過ぎてチャンバーがノズル側に出過ぎているのか…」
など、さまざまな問題を考え、対策しましたがこれといった解決には至りませんでした。
(やはり高圧ガス使うと、作動が安定しなくて初速はとんでもなく上がってしまうので、とりあえずバレルカットを施し、最終的に不安定な動作の中、ようやく撃てた一発の初速に合わせてカットした結果、ハンドガンくらいの長さになりましたが、これは高圧仕様なので来年の夏には134仕様で200㎜くらいのを買おうかと。)
少し話が反れましたが、温かくなってきてから、高圧ガスでガス圧を調整し、それでも何とか使える作動性かな?くらいになって使っておりました。
★上記の様に、ネットで書いてあるほど寒さにも強くないWEM4に若干の不満を持ち、こんなもんなら持っている必要もないのかもしれないな…と考え始めたころ(つい先月頃の話)、なんとなく純正のノッカーロックへ交換して試射してみたところ、ようやく本来の「ガッツリ!!」としたリコイルを発揮したというところです。
(ここに至るまでトリガーボックス内のパーツでファイヤリングピンブロックのみ純正品を使用していたのですが、上にも書きましたようにスチールノッカーロックとの相性が最悪。)

作動は最高にいいが、このまま壊れやすいスチールノッカーロックを使い続けるのは精神衛生上宜しく無いので、とりあえずファイヤリングピンブロックをRA-TECH製に一式交換。
と同時に、スチールノッカーロックも不具合があるのかと思い、買いなおそうかと思ったが、どこも売り切れ。
取りあえず当面撃てる様に純正品を2個手に入れた。

★RA-TECH製ファイヤリングピンブロックを装着。純正と相性が良くなかったスチールノッカーロックを試しに組み込んでみたところ、ガッツリ動きました。
純正品のノッカーロックが無駄になりましたww
(ここに来て、ようやく純正とファイヤリングピンブロックとスチールノッカーロックの相性が良くなかったのだなと気付くことができました。)
現状撃っていて何の問題もなく、乱発さえしなければ現在の夜の気温でも十分使用に耐えうる作動性が確保できました。
インドアならなおさら使えるのかなと思います。
惜しむらくはこれから寒くなる一方なのが…;
もう少し早くに気が付いていれば、今年の夏もガシガシ楽しめたのだろうけど。
★結論から言います。
高圧ガスなど必要はありませんでした。
現在はバレル長がハンドガンサイズになっていますが、134Aのガスを使えば200mmくらいのバレルにし、ノズル組み込みの際に、シリンダーバルブスプリングをマルイGLOCKのやつにでも変えてやれば作動も初速も安定します。
・スチールに変えるのであれば、ひとつ残らずトリガーボックス内の全てのパーツをいっぺんに変える様にした方が、後々楽です。
・もしくは、スチールパーツを買っておいてストックしつつも交換はせず、純正パーツを使って本来のWEM4の作動性能をしっかりと感じてから、不具合出た箇所からパーツ交換していく。
そうすることにより、100%の作動性には何が足りないのか?どんな不具合が出ているのか?など、原因を特定しやすく遠回りすることが減るかなと思います。
もしこのブログをご覧になった方で、これからWEM4系を買おうかと思っていらっしゃる方には後者の使い方をおすすめ致します。
何と言いますか…
しっかり使えるようになるまでに約1年を要したのですが…
『急がば回れ』
という言葉がやけに身に染みました。
細かく言えば、NPAS組み込んだりもしましたが、それこそ冬場の134では何も得るものがなかったので今回は省きました。
逆に今、試してみたいですね。
参考になれば幸いです。